両親からの愛情を一身に受けていたティムのもとにやってきた赤ん坊はただの赤ん坊ではなく、子犬人気に押されている赤ん坊人気を取り戻そうとする「ボス・ベイビー」だった。当初は両親からの愛情を奪う存在としてボス・ベイビーを敵視するティムだったが、ボスは作戦が成功すればおさらばだと言う。一方で、もしボスの作戦が失敗すれば、成長を止める特殊ミルクがもらえなくなって普通の赤ん坊になり、本当にティムの弟になってしまう。2人は作戦成功に向けて手を組む。
シンプルなプロットに1ひねり、2ひねりぐらいの展開。子どもならではの空想の世界がファンタスティックで楽しい映像に仕上がっていて、見飽きない。やや特殊ミルク周りに「それでいいのか?」という設定がなくもない*1が些事ですな。
なお、スケジュールの都合で字幕版を観に行ったのだが、ムロツヨシのボスと芳根京子のティムはどうだったのだろう。ゲストではなく、ほぼボスとティムの掛け合いで話が進むので、どちらかが下手だととても見てられないものになってそう。
*1:効果はあくまで「成長を止める」のであって「赤ん坊に戻る」ではなく、成長後のフランシスに飲ませても意味ないのではないか、という点