ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

ブラックパンサー(Black Panther、2018)

 宇宙から降ってきた鉱石ヴィブラニウムの力で圧倒的発展を遂げるアフリカの小国・ワカンダは、表向きにはその事実を隠し、発展途上の農業国の顔をしてきた。国王ティ・チャカの死により跡を継いだ長男のティ・チャラは、武器商人クロウがヴィブラニウムの取引をすると知り、クロウの身柄を確保すべく釜山へ向かい、ティ・チャカの弟でアメリカでのスパイ任務中に亡くなったウンジョブの指輪を持つ男と遭遇する。
 予告編にはあんまり多くのシーンが含まれていない感じがあったけれど、本当に隠されていたことが多すぎてすっげえなあと思う。しかし、「シビル・ウォー」に続いての内紛ネタ。敵が乗り込んできたとはいえ、「ブラックパンサー」の力を手に入れた王家がワカンダを支配することになったとき、その支配を受け入れずに高い山に去ったというジャバリ族がいまさら味方に付くのは、どうも心情として受け入れがたいところが。それ何百年前?千年単位?ってレベルの話で、「この機に」とか思わなかったエムバクさんの気高さを褒めるべきなのか?
 スーツも、ヴィブラニウムのおかげで最強クラスなので、戦いの「派手さ」はあるけど「緊迫感」はなく、陛下がどう敵を倒すかというだけ。陛下自身もあまりクセのない性格で、あまりフックがなくて引っかからない。その点で、クロウと、予告編時点ではここまでのキャラになると思わなかったウンジャダカはなかなか良かったのだが、もうひと癖ぐらいあってもよさそうだった。
 つまらないわけじゃないですけど。けどー。