@TOHOシネマズ梅田 シアター1
ジンニキ、無能www黒の組織ざっこwwwwww という感想しか出ません。ほんとジンの兄貴は何ならできるんだろう。そして、各国の諜報組織片っ端からスパイを送り込まれている黒の組織とはいったい。しかも、ジンやウォッカといったどう考えても無能に属するヤツが残り、キュラソーのように明らかに役立つ人材が抜けていくんだから、弱体化待ったなし。
監督・静野孔文、脚本・櫻井武晴は「絶海の探偵」「業火の向日葵」と同じコンビ。その反省か、蘭に超人的パワーを付与するのはやめたっぽいのだが、反省しすぎて蘭が空気に。灰原はというと、事件に黒の組織が関与していると知って飛び出そうとするコナンを止めようとするところでヒロインっぽさを見せたけれど、やっぱりあとはちょっと存在が軽く。メインヒロインは黒の組織No.2・ラムの右腕でありながら、記憶喪失になって少年探偵団との交流の中で新しい自分を見つけて、記憶が戻っても組織には戻らなかったキュラソーさんだからね、しょうがないね。そのキュラソーを演じたのは天海祐希。ヘタというほどではなく、所々うまい。
黒の組織が絡んでくる時点で脚本はガバガバ。「漆黒の追跡者」で東京タワーをヘリで銃撃したジンさん、本作では東都水族館の大観覧車を銃撃して破壊。もはやテロリストってレベルで、警察じゃなくて自衛隊が出ないとまずいレベル。一応、「空自が来る前にずらかる」とは言ってたけどね。ちょっと破壊の規模が大きすぎて、コナンとか少年探偵団はどうせ死なないと分かっていても、どれだけ一般人が死んでいるんだろうかと心配になる。冒頭では、レインボーブリッジでごりごりのカーチェイスやってるし、この世界怖い。
あ、無能という点ではライフルかついで観覧車のてっぺんまで上りながらも、敵にダメージを与えられないからとクライマックスの一発まで役に立たなかった赤井さんもなかなか。安室救出では活躍してるけど、敵がそろそろ来るってのに、安室と殴り合いを始めたときにはどうしようかと思った。これは、赤井はスルーしようとしてたけれど、なぜか安室が積極的に突っかかってきたんだけれどね。
ちなみに上映後の感想に耳をそばだててみると「面白かった」の声が少なくなくて、コナン映画に求められているのは推理とか事件じゃなくて、とりあえずアクションなんだろうなと思った。
来年の映画は平次が出るっぽいです。