ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

パラノーマン ブライス・ホローの謎 (ParaNorman、2013)

 @TOHOシネマズ梅田 シアター8
 いじめられっ子のノーマンくんが、実はブライス・ホローに呪いをかけた魔女を封じる能力者で、魔女の呪いを受けた7人のゾンビの襲撃をかいくぐりつつも目覚めつつある魔女を何とかしようと奮闘するホラー風味コメディ。
 ゴーストが見えて会話もできるノーマンがいじめられてしまうのは当然の成り行きで、家族もお母さん以外はノーマンのことをちょっと遠ざけ気味で微妙な関係。ノーマン自身もそれについては諦めているところがあるようで、自分から仲間を増やそうとは動かない。でも、お姉ちゃんはやっぱり弟思いだし、お父さんだってノーマンのことを嫌っているわけじゃない。ゾンビが登場してパニックになり、中世の「魔女狩り」状態に陥った町の人々をお姉ちゃんらが一喝するシーンはスカッとした。お姉ちゃんがノーマンのことを気にかけるのはこの一瞬だけなんだけどね。
 ヒロインポジションのキャラクターが姉を除くと魔女であるアギーになる、というのは確かに面白い。普通は友情パワーで大勝利、気になる女の子とも近づけたよ、なんだけれどノーマンにはそういうハッピーエンドは訪れない。そういう構造が、より面白いのかも知れない。
 ちなみに梅田周辺での上映は4/12で終了、なんばでも4/19で終了。こういう作品がわずか3週間で打ち切られてしまうのは残念だなぁ。テレビにかかるのも、かなり時間がかかりそう。