ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

ダイ・ハード/ラスト・デイ (A Good Day to Die Hard、2013)

 @TOHOシネマズ梅田 シアター5
 娯楽アクション映画といえばコレと言ってもいい映画、今回もブルース・ウィリス演じるジョン・マクレーン刑事が休暇で訪れたモスクワで望むと望まないとに関わらず事件に巻き込まれていく。息子のジャックがCIA職員として登場するが、この親子モノとしてもわりとイケる面白さ。最後のドンパチに至ってはチェルノブイリに乗り込むというムチャクチャさ加減で、そもそもマクレーン親子は防護服なんて着ずに突っ込むし、敵は敵で謎の「放射線を中和する」とかいう気体を使っているから防護服脱ぐわで、それチェルノブイリじゃなくてもよくないですかって思うけど、ダイ・ハードといえばマクレーンが痛い目に遭いさえすればもうストーリーとかわりとどうでもいい映画だと思うので、これでいいんじゃないですか。
 唯一、序盤のモスクワ市内でのカーチェイスシーンはカメラが寄りの絵を多用していて、迫力重視なのはわかるけど、揺れすぎて何やってんだかよくわかんなかった。追い詰めてる感もなく、もうちょっとこう「敵が真後ろに迫ってる!」みたいな引きの絵が必要だったと思う。川沿いをヘリで空撮したっぽいカットはチェイス後にも使い回していたので、撮影の制約が大きかったのだろうか。
 なお、吹替版だとジョン・マクレーン中村秀利、ジャック・マクレーンが野沢聡。中村さんはブルース・ウィリスの吹替で最も有名な野沢那智劇団薔薇座出身。さすがにあの大御所と並べるのはアレなんだけど、那智マクレーンっぽさを追求して、違和感を抱かせないような演技に徹していたと思う。そして、野沢聡野沢那智の息子。これ、野沢那智が生きている間に実現していたら面白かったんだろうけれどなぁ……。こちらの演技も悪くなかった。