2008-02-21 名もなきアフリカの地で 映画 こういう秀作を放送していたりするから深夜映画は侮れない。アフリカの描写の美しさというか素朴さもあるが、ロマンや盛り上がりよりもリアリズムを追求したような描写がこの時間にちょうどいい落ち着いた映画だった。アフリカの農場経営が軌道に乗り、幾度か家族がバラバラになりかけながらも、やっぱり一つの家族としてドイツに帰っていくというあたりはご都合主義の割り込む余地がなかった気がする。アカデミー賞の外国語映画賞を取ったのは迫害されるユダヤ人を描いた題材のおかげもあるのかも。