ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#13 ラスト・ワルツ<終>

 セーラのラムダスとラルフのグロワールが描く軌跡が実に美しかった。もつれ合うように亜光速戦闘に移っていく様子は、リベルタッドからラルフを遠ざけるためもあったろうが、敵が宇宙の七分を埋め尽くすところに切り込んでいくガンバスターみたいな格好良さがある。
 ギャンビーがリベルタッド周辺を守っている時はまるでシュラク隊にしか見えず、ひょっとすると全員死んでしまうこともあり得るんじゃないかと危惧したが、兄妹のわだかまりもとけ、エミリィも死ぬことなく、セーラも生き残るというハッピーエンド。兄を正気に戻すキーはエミリィの呼びかけかと思ったけれど、ペンダントだったか。
 亜光速戦闘を終えたセーラ機はもうリベルタッドとは別の時を生きているのかと思ったのだが*1、最後に迎えに来たのはロッティ達だった。ここで思い出したのはロストユニバースの最終回だったが、これはセーラの見た幻ってことはないよな。ちゃんとエミリィも反応してたし。待て待て、ロッティ達の子孫が…という可能性も。
 とにもかくにも、最後のセーラ対ラルフに向けての盛り上がりはとてもよかった。もう一人の主役であるロッティが、セーラを認めながらも仇の妹と知って怒ったり、また受け入れて最後に手作りのサンドイッチで迎えたりと、この人もまたいいキャラクターだった。

*1:ラムダスのコクピットに表示されている青字と赤字の日時に125年ほど差があるので…