ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ(2019)

 桐生戦兎はエボルトの野望を打ち砕き「新世界」を生み出した。生計を立てるために戦兎の開発したアイテムをフリーマーケットで売っていた万丈龍我は、記憶を失い仮面ライダーのことだけ覚えている女性・馬渕由衣と出会う。時を同じくして、白いパンドラパネルから新たなブラッド族・キルバスが出現。パンドラボックス復活のため万丈を狙うが、その窮地をエボルトが救う。万丈は、キルバスから地球を守るためエボルトとバディを組むことになる。
 外伝的でありつつ、実質、本編の延長戦。戦兎と万丈が新世界2人ぼっちで、「仮面ライダービルド」は戦兎が自分たちの戦いを記録したものだった……というあの締め方も切なさがあっていいのだけれど、まさか、ここで救いの手が差し伸べられるとは思っていなかった。これ見てるのと見てないとで、「仮面ライダービルド」という作品に対する評価も、エボルトというキャラクターへの評価も変わってしまう、重要な作品じゃあないですか。
 とはいえ、戦兎(ビルド)が出てくるとどうしてもクローズはサブになってしまうので、今回はキルバスにベルトを奪われたことで戦兎は早々に無力化され、クローズが主戦力。いい。内海は変身経験があるが人体実験を受けたわけじゃないので相変わらずの鉄工所勤務。いい。
 最後にシリーズをハッピーに締めてくれるVシネマだった。