ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016)

 「ハリー・ポッター」のスピンオフ的な作品と言われると、もともとハリポタに熱を入れていない人間は「じゃあ見なくてもいいのかな」と思ってしまうところだけれど、話の下敷きが共通しているだけで、ハリーとかまったく出てこないので大丈夫。
 エディ・レッドメイン演じるニュート・スキャマンダーは「選ばれた少年」だったハリーと違って「ふつーの変わり者」って雰囲気でとても親近感がわく。問題は、ヒロインのティナ(演じるのはキャサリン・ウォーターストン)よりも、ニュート周りのゴタゴタに巻き込まれてしまうコワルスキーさん(ダン・フォグラー)がカワイイことよ。ほんとコワルスキーさんの振り回されっぷりと、それでいて決してキレずに状況を受け入れる懐の深さ、そして最後にはノーマジ(=マグル、魔法使いではない普通の人)だからとニュートたちと離れてしまうというドラマ性……完璧なヒロインやないか!
 これたぶん続編あると思うんです。で、ティナはニュートと文通するような話をしてたから出てくると思うんだけれど、ぜひ!ぜひコワルスキーさん出して下さい!!
 あと、出番は決して多くないものの、アメリカの魔法議会長官を演じたコリン・ファレルが、過去はぼんやりとした印象だったけれど、「ザ・エリート」の雰囲気出していてすごくよかったです。でもたぶん次回作には出ない。中からジョニー・デップ出てきちゃったから。ジョニー・デップ、どうにも例の海賊以外で「これだ!」って役を見かけないんですが、今回こそはハマるかな……。