@シネプレックス枚方 スクリーン1
日本アニメーション40周年記念作品で、「This is 日本アニメーション」と大書してあるかのような作品。キャラクターデザインは「愛少女ポリアンナ物語」「若草物語 ナンとジョー先生」「ロミオの青い空」の佐藤好春、さらに塗りも背景もお話も、すべて含めて「世界名作劇場の映画版」と言われても納得しそう。
いきなり空を飛ぶ馬に乗る女の子から始まり、空とぶ絨毯軍団との戦いがあって、主人公が巻き込まれていくという流れは、とても派手なストーリーなのに、なぜか地に足をつけて前へ進んでいくかのような地味さがある。線が少ないせい?演出が抑えめなせい?これは面白いかどうかとは別の問題で、古くさい作りだなぁと思うと同時に、わりとスッと入ってきた。
3部作だけれど1本50分ちょっとなので、合計で3時間弱ぐらいになるのか。次は12月、「魔法のランプと動く島」。すでに「魔法族」の話が出てきているので、ランプから魔神(魔人)が出てもそこまで驚きはしないが……。