地球環境が悪化し、富裕層は宇宙コロニー・エリジウムで暮らすようになった未来。アーマダイン社のロボット組み立て工場で働くマックスは事故で強い放射線を浴び、余命5日を宣告される。幼なじみの娘も重い先天性の病気に苦しめられており、助かるにはエリジウムの住民が持つ医療ポッドを使うしかない。マックスは命がけでエリジウムへの潜入を試みることに。
ニール・ブロムカンプ監督が「第9地区」で描いたスラムの様子が、まさにこの作品のロサンゼルス。その第9地区で主人公を演じていたシャルト・コプリーが今回は善の心ゼロな悪役に徹していて、エクソ・スーツを身につけての「ぶっ殺してやる」は最高だった。マット・デイモンは出すだけでそのキャラクターに何となく重みが出るいい俳優だなぁ。