ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

ウルヴァリン:SAMURAI(The Wolverine、2013)

 @大阪ステーションシティシネマ スクリーン3 3D吹替版
 これまでのウルヴァリンX-MENシリーズを知らなくてもなんとか楽しめる独立作品。知ってるとラストはより楽しめるかも、ぐらいの。
 本来、不老不死かつ致命傷も即座に治癒してしまう能力者であるウルヴァリンがその治癒能力を奪われつつ、かつて自分が助けた古いなじみの孫娘を守っていくお話。日本が舞台になっているので真田広之や福島リラ、TAOといった日本人キャストが登場、ちゃんと日本でロケもしている……のだが、小津安二郎作品が好きだというマンゴールド監督の日本観はどうも現実の日本とは微妙にズレがあって、そこはあまり意識しない方がよさげ。なんだろう、ステレオタイプとは違うのに「間違ってる」感覚。増上寺での矢志田の葬儀で、いわばヤクザの親分なのでそれっぽい人がいっぱいなのはしょうがないが、見えるように体の前にサブマシンガン構えてたり、増上寺秋葉原上野駅ダッシュで逃げ回ったり(しかも軽く銃撃戦あり、ビル屋上からボウガンでのスナイプあり)、新幹線がホームまではロケできたけど車両は使えなかったから台湾新幹線だったり(→車両基地での撮影と合成だったとのこと。どこかで記憶が改竄されたらしい)、その新幹線の車両天井ギリギリの高さに鉄の梁とか出っ張ってたり……。
 でも、そういうのはスルーしよう。治癒能力を取り戻してからのウルヴァリンの大活躍は、不死チート状態なのでとにかく「やったれウルヴァリン!」状態。それでも立ちはだかるラスボスを乗り越えていくウルヴァリン。爽快。
 ヒュー・ジャックマンがまたイイ体してるんですよね。「マン・オブ・スティール」のヘンリー・カビルはスーパーマンスーツを着たときに胸ぐらからちらちらと毛が覗いていてセクシーだったけど、ウルヴァリンは上半身裸で胸毛晒すのがざらですから。セクシーヒーローかくあるべし。