ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

劇場版シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ (2013)

 @TOHOシネマズなんば スクリーン5
 アニメ「シュタインズ・ゲート」の後日談。まゆりも紅莉栖も無事な「シュタインズ・ゲート世界線にやってきたオカリンだが、時折リーディングシュタイナーの力でこれまで過ぎ去ってきた世界線の出来事が重なって見えるようになった。やがて、オカリンはリーディングシュタイナー発動と同時にシュタインズ・ゲート世界線とはわずかにずれた位置にあるR世界線に飛ばされてしまうことに。
 すでに本編で語られているとおり、オカリンはこの世界における「孤独の観測者」であり、まゆりや紅莉栖たちは「その世界線」にしかいないため、これまでにオカリンがどれだけの世界を渡ってきたのか、それがどのような思いだったのかを共有することはできないわけですな。ところが今回、ようやくシュタインズ・ゲート世界線に来ることができたオカリンがこの世界線から消えてしまうことを知り、自らが未来で発明したタイムマシンを使って過去のオカリンに会いに行く。そこでオカリンを死なせてしまい、「観測者の孤独」を知る。
 途中、シュタインズ・ゲート世界線からオカリンが消えてしまうと、タイムトラベル前の紅莉栖も含めてみんなオカリンの存在のことを忘れてしまう、未来ガジェット研究所はダルが設立者ということになるし、まゆりは毎度ドクターペッパーを買ってくるけれど誰が飲むわけでもない。誰にも存在を認知されない。紅莉栖より前に観客はその事実を知るわけだが、その絶望感たるや……。
 改めて「シュタインズ・ゲート」を1から見直したくなる逸品。……そもそも、テレビアニメのとき見終えてないんですよね。