ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

第4章 銀河辺境の攻防(#11 いつか見た世界、#12 その果てにあるもの、#13 異次元の狼、#14 魔女はささやく)

 @なんばパークスシネマ シアター7。ヤマトファンの購買力には頭が下がります。
 第3章ではヒロインたちの攻勢が見られたが、この第4章はメルダやドメル将軍ガミラス側の魅力が掘り下げられた4エピソード。本作に登場するガミラス軍人はゲールが例外的に無能なのを除いて有能な指揮官揃いだが、そんな中でも間違いなくヤマト最大のライバルとなるドメル将軍の登場は盛り上がる。ガミラス内部のちょっとゴタゴタした感じや、直接的言及はないもののイスカンダルにご執心のデスラー総統など、じっくり描かれているので、ヤマトがピンチ→波動砲で大逆転、というテンプレにはまることなくワクワクできる。そもそも、そんなテンプレはあくまでイメージだけのような気もする。
 なんといっても第13話「異次元の狼」で登場した次元潜航可能な特務艦UX-01とフラーケン艦長(CV:中田譲治)がゾクゾクするほどイイ。いわばルールブレイカーに匹敵する強さの艦を与えられながらも、その力を過信するのではなくあくまで慎重、かつ大胆な攻撃。デスラーからの命令で離脱したのは当然、だって強すぎるんだもん。置いといたらさすがにヤマトも持たんわ。
 そして、ガミラス幹部唯一の女性・セレステラがただのマスコットじゃない背景を見せた「魔女はささやく」。直接攻撃してたのはリンケだったけど、どうやらセレステラとリンケはガミラスの被征服民で、同じ星の出身は残り2人だけだったみたい。その能力を生かしてのヤマトへの精神攻撃は、古代や雪だけじゃなく観客にもダメージだったけれど、散ってしまいましたなあ。このあたりの演出は出渕さんというよりも、なんだか押井監督作品を見ているかのようで、なんかけんか別れみたいなイメージだったけれど、やっぱり親しいと芸風って似るんだなと思った。
 これで1クール折り返し。地上波放送も決まったし、続きが楽しみで楽しみでしょうがないよ。