行方不明になった施設の子どもを探して学校にたどり着いた夕月は、そこで宇筑の姿を見つける。しかし、宇筑はデュラスに体を奪われていた。夕月を守るため、九十九やゼスが駆けつけるが、宇筑の命を案じる夕月のためにゼスが傷を負ってしまう。それを見た夕月は、もう自分のために誰かが傷つくのはいやだと力を解放する。九十九によってデュラスは宇筑から分離させられ、ゼスの一撃で葬り去られる。夕月は祗王の側に立って行動することを決め、施設を後にする。
夕月が戦いに身を投じることを決断して、いわば第一章完。うじうじと悩むのをやめてくれるならスッキリしていいんだけれど、気になるのはずっと夕月を気にかけてくれていた奏多が姿を消してしまったこと。どう見ても、デュラスを送り込んできたのが奏多だったわけで…また夕月を悩ませる材料になりそう。