ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#20 皇帝 失格

 「必要なものは結果だ」とスザクが己の信念を曲げた。そこはスザクにとって決して譲ってはならない一線だったはずで、「内側から変えていけばいい」などと手段にこだわっていた自分を否定するようなものだ。あげく、皇帝に剣を振るう際に勝手にルルーシュとナナリーの名を借りたのは傲慢ではないかね。ルルーシュはもはやスザクの手など借りたくもないと思っているはずだぞ。
 哀れなのはルルーシュで、母マリアンヌを殺された怒りと、妹ナナリーの生きる世界を作るためというのが全ての原動力だったのに、ナナリーはスザクにかけたギアスのせいで失われ、マリアンヌはというとなぜかアーニャの中で生きていてあんまりルルーシュのことを心配していない素振り。あのとき死んだのが替え玉だったのかは不明だが、C.C.とためをはる魔女だぞこの女は。
 皇帝を封じるため、唯一の出口を爆破したルルーシュ。あの現実とは離れた空間で、永遠に皇帝と二人っきりだと間が持たないぞというツッコミはダメですか。