サブタイトルではどんなのんびりした話なのかと思うんだけれど、「魂抜け」を使った面白い話だった。サヤをはるか遠くまでお迎えに行くのかと思ったらすぐそこの縁側で泣いてるとか普通ないよ。かといって、すぐにタンダが帰れるわけもなく、不思議世界のつながりを見たり、水妖はあっちとこっちのどちらにも存在したり。
サヤとトーヤはずっと一緒にいるんだからそういう気持ちになることもあるだろうけれど、タンダとバルサはわざとお互いの気持ちに気付かないようにしているだけなんじゃないかな?結構チャグムは鋭いのか。
タンダが見た、ナユグの世界(?)の描写が第1話のチャグムの乗る牛車が川に落ちるくだりと同様に、まるで映画かのようなクオリティで描かれていて感心した。雲が山の間に吸い込まれているのとか、シチュエーションとしてもあの世界に行ってみたいと思うようなすばらしさ。