ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#30 未完の奥義・炎殺黒龍波

 飛影vs是流戦、幽助vs酎戦。是流の力を認めた飛影は、自らの右手を犠牲として大技「邪王炎殺黒龍波」を放ち、是流を消し炭にして勝利する。
 ここまでの飛影は素早い動きと剣術を中心に戦ってきたが、いよいよ「邪王炎殺拳」の使い手としての真価を発揮していく。ちなみに、イメージとして「邪王炎殺黒龍波」とフルに技名を呼称していた気がしたのだが、実際には「炎殺黒龍波」で「邪王」抜きだったっぽい。そのせいで、是流戦の炎殺黒龍波は完全ではなく、武威戦で「邪王炎殺黒龍波」を放ったものと勘違いしていた。
 そして、六遊怪チームは逃げ出したメンバーを殴り倒して補欠だった酎が登場。このチームのメンバーには「リンク」「ゼル(ダ)」「ロト」とアレゲなネーミングが揃っていて、酎も「ピカチュウ」かと考えたくなるが、連載当時はポケットモンスター発売前なので、単に酔っぱらいキャラだからのネーミングのようだ。実際、酎が殴り殺した2人はジョン・レノン風の「威魔陣(イマジン)」と、特になんのひねりもない「牙王」。モブだからね……。
 なお、ED曲がここまで使われてきた「ホームワークが終わらない」から「さよならbye bye」に入れ替わり。章の区切りじゃないし、初回放送時にクールの切れ目だったわけでもないし、なぜここで変更になるのかまったくわからん。
 ちなみに、西村知道声の「秘書の鬼」が「ジョルジュ早乙女」という名前であることが判明したのはこの回。これ以降、暗黒武術会編では戦闘描写の合間に挿入される息抜きのコミカルな寸劇をコエンマと繰り広げることに。真剣な大会だというのにどうなんだってぐらい遊び倒していたけれど、西村さんがいい味出してるんだコレが。