全4話構成でインターネット配信された作品を、新作カットを追加して1本の映画に編集。カットされているところも出ているはずだが、それを感じさせない完成度の高さ。アニメーションを彩るのは菊地成孔による小気味よいジャズ。絵柄の濃さは重厚なストーリーとよくマッチしていて、申し分なし。
イオ・フレミングが勝つためなら敵の機体を盾にするような卑怯な戦術をとる一方で、ダリル・ローレンツはそんなイオのガンダムに苦しめられる立場にあり、どっちが主人公だよって感じはある。
ちなみにヒロインであるクローディア役は行成とあ。「ベルセルク」ではキャスカ役やってて、またこんなヒロインやってはる……。