「仮面ライダー・本郷猛は改造人間である」から45年。立花藤兵衛の孫娘・麻由の体に隠されたアレクサンダー大王の眼魂をめぐり、ショッカーとノヴァショッカーが迫る。
まず藤岡弘、が生身で強すぎる。変身後の仮面ライダー1号も、これまでのシリーズに出てきたアレじゃなくて、かなり筋肉質でゴツい姿になっていて、実にパワフル。そんなん、地獄大使ごときで勝てるわけないですわー。ゴーストとスペクターの存在感が薄く見えてしまうのもむべなるかな。一方で、敵は元ハリケンブルー・長澤奈央が変身せずに戦ってて美しかった。最期は無惨だったが……。本作、そこに限らず仮面ライダーシリーズとしては年齢層高め向けに作られている印象があって、たまにはこういう堅めな路線の仮面ライダーもいいんじゃないかと思った。