@大阪ステーションシティシネマ スクリーン3
ベネディクト・カンバーバッチの「チューリング」感。ホンモノの天才だが、それゆえかとにかくエキセントリックな姿を、実際のチューリングのことは見たことがないけれど、さぞかしこんな人物だったのではないかと思わせる演技力。この演技だけでも見る価値がある。
チューリングが同性愛者であるという事実、科学的去勢か服役するかで前者を取り、最後は自ら死を選んだという事実がある以上、どうしても男女がいるとすぐに恋愛展開に持っていこうとする凡百の映画のようにはいけないわけです。この描かれ方でもなお、キーラ・ナイトレイでは美化しすぎだとか、同性愛関係を薄くしたとか指摘が入っているようだから難しい。