まだ世界には生き残りがいるはずだと花火を打ち上げた暦と忍のもとに出現したのはなれはての群れ。そこへ助けに現れたのは、あのとき暦に救われて成長した真宵だった。そして、真宵は忍野メメから託された手紙を持っていた。忍野は、すべてを察していた。暦が死んで絶望したこの世界のキスショットは自殺しそこねてまだ生きていた。暦と忍が手を携えて生きていける可能性を知ったキスショットは、2人を「別ルート」へ戻すため、力を忍へ与える。最後のお願いとして、暦に頭を撫でられたキスショットは、忍の力となって消えた。
そもそも暦と忍の出会いって吸血鬼ハンターに襲われて両手両足を失った忍を暦が助けたところから始まっていて、なんとなくそこに重なるものが。
