ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

HK/変態仮面 (2013)

 @梅田ブルク7 シアター6
 週刊少年ジャンプに連載していた「究極!!変態仮面」を実写映画化。小栗旬が原作のファンで企画の後押しをした結果実現したとのことで、映画の中身を見るとそれほど潤沢な予算はかけられていないものの、すでにオープニング週末だけで期待以上の結果を出していると報じられている。変態度合いでは妥協せず、むしろパワーアップしているところが素晴らしい。鈴木亮平の肉体あってこそできた企画だというような話を聞いた気がするけれど、プールのシーンなどで見せる肉体はその話に説得力を持たせるに十分……ボディダブルじゃないよね?ライバルとして立ちはだかる偽変態仮面安田顕との対比で笑わないものがいないのは当然のこと。変態仮面は変態時に顔がスパイダーマン風マスクで隠れているけれど、偽変態仮面はまったく隠れていないというギャップ。変態仮面の対決との仲でも放置プレイを忘れない、その変態度合い。パーフェクト。
 ちなみに劇場は席が8割埋まっていて、「ハングオーバー」並みにみんな笑ってた、といえばわかりやすいかなー。みんな、たぶん原作なんて覚えてないはずだし、冒頭の銀行強盗のネタ以外はほぼオリジナルといって差し支えないはずなのに、次に何が来るのかだいたい分かっていて、それでも笑えるというステキ映画。これ、PG12指定なんだけれど「うんこちんこ」「キャッキャッ」の世代の方が喜ぶと思うので、親御さんはぜひ見せてあげて欲しい。パンツは被ってはいけないときつく言うのは前提として。