ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#11 エースだから

 捕手が田島に代わり、モモカンからのサインを受けて投げるようになった三橋。阿部は三橋が全力投球したときの微妙なコントロールの甘さも計算に入れてリードするが、田島はまだそこまで読めないため、4番を1死満塁で迎えることに。ここも全力投球を使って2-3となったが、ギリギリ2ゴロ崩れの1点に抑える。攻撃は鹿島が全力投球をやめたこともあり打線がつながり、再び1点を返す。しかし、すでにモモカンのサインを読み切った美丞大狭山の9回の攻撃が始まる。
 阿部が独白していたけれど、ここまで三橋を完全に言いなりにして考える機会を奪ってきたツケが全て出てしまったよね。三橋には絶妙のコントロールと変化球、そしてクセ球ストレートがあるけれど、どこでそれが来るか読まれてしまうと「面倒くさい」だけでしかないのだよな。対照的に、美丞大狭山の鹿島は荒れ球ながらも、その威力が西浦ナインの腰を引かせているわけで、かつて「球速はなくてもいい」と言っていた阿部が「じわじわと球速を伸ばそう」と言ってしまう気持ちも分かる。
 最終回を2点差で迎えられたけれど、問題はこの表の攻撃をどう凌ぐか。モモカン経由の田島リードは相手に完全に見透かされているので、臭いところのボールは振ってこないはず。勝負球のストレートは丸裸。万事休すか?