ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#10 5回裏、2対5

 5回表の配球をモモカンに説明しつつ、首振りのサインのことを漏らしてしまう阿部。三橋が阿部に全て任せっきりなことに気付くモモカンだが、試合中の説教は我慢。一方の三橋は相変わらず阿部のリード通りに投げるつもり満々だった。5回裏、美丞大狭山は投手を交代させ、スロースターターの鹿島がマウンドに向かう。最初はストレート中心で肩を温めたいと考えている鹿島だったが、倉田は変化球で組み立ててくる。結局、この回西浦は田島のタイムリーと花井の犠飛で2点を追加。6回表、呂佳は河合と一緒に居づらくなったのかトイレに立ち、倉田の打席が回る。これまでに2人の選手をケガさせてきた倉田は、どうせ試合に出られなくなるなら呂佳の指示を聞かずラフプレーをしない方がいいと胸中でケガさせた2人に懺悔する。倉田と、後続の川島が出塁して1死1・3塁となり、美丞大狭山はスクイズをかけてくる。沖のボールトスが微妙に逸れ、走者の倉田と交錯する形になった阿部は左足を捻挫してしまう。交代を告げられた阿部は、三橋の腕を掴む。三橋は、そんな阿部をベンチに座らせ「あと2アウト、取ってくるよ」と告げる。
 第2期第1話で出てきて以来、どうにも虫の好かないキャラクターだった呂佳は尋常ならざる卑劣な人間でしたな。ただデータをあちこちから集めるだけならともかく、故意にラフプレーを強要していたとか、指導者として恥を知れよ。今回、倉田はそれを吹っ切ったこともあり故意のラフプレーではなかったけれど、阿部の負傷は西浦にとってかなり痛い。しかし、完全に阿部に頼って自分でピッチングを組み立てていなかった三橋が独り立ちするチャンスとも取れる。モモカンからバッテリーサインが出るにせよ、阿部にリードしてもらわない三橋というのは初めて。いったい、どんな投球になるのだろう……。