オデッサ作戦、ジャブロー降下作戦など前作よりも身近なところで戦死者が相次ぎ、まさに「哀戦士」のサブタイトルが似つかわしい内容。特に、ジオン軍がジャブローに迫り、「哀戦士」の流れる中で名も無き兵士たちが淡々と死んでいくところはただ言葉もなく見守るしかない。
ミハル、ランバ・ラル、マチルダ中尉、リュウさん、ハモンさん、ウッディ太尉、名のある人もかなり死ぬがそれぞれに凄惨な最期を迎えており、壮絶な戦いを象徴している。ホワイトベースとガンダムの奮闘があっても厄介者、あるいは腫れ物扱いの連邦軍幹部たちを見ていると、いったい何のための戦いなのかと虚しくなってくる。