ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

 初日初回に行ってきました。遅くなったのはまぁリアルの忙しさと、えんえんと物語を反芻していたせい。
 「序・破・急」の概念は能楽用語らしいが、まさか「破壊」の「破」だとは。第1話〜第6話のリビルドだった「序」に対し、「破」は第8話〜第23話のリビルド。不要な要素は一切合切こそぎ落とし、さらに物語を破壊するキャラクターとしてマリをぶち込んでコトコト煮込んだ完成系、かつQ+?への繋ぎ。
 アスカが序盤で見せてくれたほぼ全裸とかのサービスシーン、さらに綾波の打ち解けっぷりなどはすべて後半への伏線であり、壮大な破壊のための創造なのよな。仮設5号機を冒頭10分(※改めて見直したところ5分)で使い捨てるというのは意外だったが、それ以上に3号機にアスカを乗せてしまうという発想がスゴい。アスカファンとしては弐号機封印で活躍の場を奪われてオイオイと思っていたところへパイロットを直前まで決めかねているミサトの登場でいやーんな感じだったのだが、乗せられるとわかった時点で覚悟するしかなかった。むしろ、死なずに乗り切れてよかったと思うしかない。予告の眼帯アスカが空想の中の話ではなく、ちゃんと本当に復活して出てきてくれることを願う。
 レイのお食事会企画も同じく破壊への前兆としてイヤな予感バリバリでしたよ。ゼルエル戦での綾波救出は本当に未知の展開だったから目が離せなかった。
 「大人のわがままに子どもを付き合わせるなんて」とは5号機に乗せられたマリを評した言葉だったが、そのマリからすれば自分の願いに大人を付き合わせる形らしい。ただの新しいパイロットではなく、弐号機でゼルエルを迎撃したりシンジを諭したり、カヲル君以上の重要キャラになる向きもあるな。
 「Q+?」は旧劇場版のリビルドになるのか、それともそれ以外の展開なのか。Qだけに問いの内容で、?がAnswerだったりするんだろうか。次も初日初回に行くしかないな。その前に、もう一度「破」を見に行ってこよう。