15分のショートアニメ。第1話で概ね世界観がつかめるが、ハウスアンドロイドという言葉こそ独特ながら、人間とそっくりな外見をしたロボットと家族のように暮らすのか、それともロボットはロボットとして粗略に扱うかというのは他の作品でも散見されるテーマの一つ。この作品では、アンドロイドは外見上人間との違いはほぼゼロで頭の上にリングが表示されることで見分けが付くようになっているが、アンドロイドに入れ込みすぎるのは「ドリ系」と呼ばれてあんまり好まれないタイプとして見られているらしい。
リクオが見つけたカフェ「イヴの時間」はそんな人間とロボットを区別しないというルールのカフェで、そこで出会った少女が実はロボットでした。もしカフェで出会っていなかったらリクオはアキコを最初からロボットだろうとしか思わなかっただろうし、逆に学校で出会わなかったらアキコは人間なんだと思っていたことだろう。人間とロボットとの差異なんて、こうなってみると無いも同然だ。映像の見せ方もスタイリッシュだし、次が気になる。