アリシアさんがウンディーネを寿引退してゴンドラ観光協会の方へ行くことになり、アリアカンパニーとのお別れ。ずっと灯里視点の話が続いてきていたけれど、今回だけはアリシアさんのエピソードだと思った。
ちゃんとシリーズの最終回に相応しく、灯里やアリシアの後日談だけでなくこれまでに姿を見せたキャラクターたちについても追ってくれたのが丁寧で好感が持てた。いつか三大妖精に代わり、灯里たち3人が三大〜と呼ばれる日が来るんだろうか。そしてアイちゃんも灯里のように素敵な日々を過ごしていくんだろうか。とても心がほんわかするエピローグだった。
まとめ
今回の第3期放送のために「ARIA The ANIMATION」「ARIA The NATURAL」と追いついてきたのだが、それらをしっかり積み重ねてきた最後の1クールだった。灯里がアクアに降り立ったように、視聴者も一緒にアクアに降りて、奇跡の日々を一緒に経験していくようでまったく飽きない作品。アクアの美しい風景と、それを支える穏やかなBGMも作品の雰囲気作りを手伝っていた。癒し系アニメは数あれど、この作品はその頂点に近いところに位置づけられていいと思う。
原作モノとしてこのクラスの作品は希有なのではないだろうか。今後、マンガ原作のアニメがぜひ見習って欲しい作品。