らんまvs小太刀戦。
らんまの名前バレに「メモしておこう」という九能先輩の反応は旧作と共通なのだが、墨をすり始めたところまでだった旧作に対して、本作ではささっとメモ帳にペンで書いてた。名前メモるんだから、さっさと書き留めた方が正しい反応ではあると思いつつも、何事かあると平家物語(「祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり……」)を詠唱して登場していた旧作の九能先輩なら墨磨るわなという気持ちもある。
戦闘が全体的に圧縮されていることや、実況が聖ヘベレケ女学院側から風林館高校側に移ったことなどにより、「九能小太刀選手必殺、カミソリ仕込みのフラフープ攻撃」とかいうさらっとした実況からの、セコンドのあかねから苦情を言われるより早いレフェリーの「いいんです」のくだりがなくなったのは残念だが、リングへ復帰する水流を断ち切るフラフープ攻撃がらんまたちより後ろじゃなく前なのは妥当感。小太刀は勝利を目指しているので、らんまたちが復帰する目の小さくなるそっちを切るだろう。
九能兄妹が押しかけるオチではなく、そのまま小太刀が新たな思いに目覚める宣言で終わりはやや小さくまとまった感じ。
