ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

ベイマックス(Big Hero 6、2014)

 @TOHOシネマズ梅田 シアター1
 天才少年ヒロは兄・タダシの通う大学の教授が憧れのロバート・キャラハン教授であることを知り、思考で自由に動かせる「マイクロボット」を開発して教授に認められる。しかしその夜、大学で火災が起き、完成披露を行ったマイクロボットは燃え尽き、教授とタダシは亡くなってしまう。失意のヒロのもとに現れたのは、タダシが開発したケアロボット・ベイマックスだった。やがて、ヒロとベイマックスは、マイクロボットを巡って謎の動きがあることに気づく。
 「愛と友情」の物語でありつつ、ロボットが出てきて、アクションもがっつりある。一ひねりした展開から終盤にもう一段階の加速、ホロリとさせつつの大団円。今年見るべき映画の筆頭がまさかここに控えているなんて。
 文句をつけるとすれば、1つは、吹替で兄役をした小泉孝太郎があんまり慣れていない感じがしたこと。ただし、これはネガティブに評価するほどじゃない。おばさん役の菅野美穂はすごくうまい。そして、個人的にゴー・ゴーみたいな勝ち気少女は大好きなので、そこに浅野真澄のキャスティングで、もうなんの文句もなかった。Solty Reidioとかのせいじゃなく、浅野真澄、好きかもしれんな。
 文句のもう1つは、あまりにも「家族愛」みたいな方向で押しすぎの宣伝。アレを見たら女性客は来るけれど、20代以上の男性客が拾えないよー。実際は老若男女問わない。長さも2時間以内だから「インターステラー」みたいにガッツリしすぎてて疲れることもない。「なんか子ども向け・女性受け狙いっぽい」という先入観を持たずに見て欲しい作品。