サンタ・バルド城を目指すレオンとヘルマンはその道中で村に立ち寄る。よそ者を受け入れない雰囲気の村で、レオンはいじめられていた少年・アロイスを助け、その母で村人から「魔女」と呼ばれていたオレリアに家に招かれる。実は、村人たちは「魔女」と称してこれまでにも無実の村人を拷問で殺しており、犠牲になった父のために復讐を誓うアロイスの心につけ込んだホラーが木彫りの人形に宿っていた。
ミスリード&ミスリードでアロイスを不気味な存在に見せておきつつ、実は(復讐に向けてではあっても)まっすぐに突き進んでいただけの子どもだったというお話。ホラーを使って復讐しようとするアロイスを止めるレオンは、自らがまさに復讐の旅の中にある。その心中はいかほどであったか。ホラーは倒されたが、村人たちの儀式は続く。そして、魔戒騎士の仕事は人を裁くことではない。人を食う魔獣ホラーよりも、人の心の闇の方が恐ろしいのではないか……?
なお、アルフォンソを救った赤い魔戒騎士はラファエロというオッサンで、これから一緒に旅をすることに。「来ぬのか?」って、展開早え!