ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

メリダとおそろしの森 (Brave、2012)

 予告編のイメージから、おてんば姫様が「おそろしの森」で大冒険するような話かと思っていたのだが、舞台はそれほど遠くには広がらなかった。姫としての立ち振る舞いにとにかく口うるさく結婚問題で決定的に対立するにいたった母(王妃)に嫌気がさしたメリダは森の中で魔女に出会い「運命を変える薬」を作って母に食べさせることにするが、薬の効果で母は熊に姿を変えられてしまう、というような話。
 とにかく活発なメリダは見ていて爽快、母が姿を変えた熊は見た目はどこからどうみても熊なのに所作は王妃のもので、そのギャップにはワロタ。映画館でも、わりとウケてた。
 吹替版はメリダAKB48大島優子で、配役を聞いたときはオイオイと思い、冒頭のナレーションを聞いたときも「やっぱりこうなるか……」とガックリしたが、いざメリダが動いてみるとさほど違和感はない。暗く凹むことなく、とにかくポジティブで快活な役柄に声質がよく合ってる。そのほか、ファーガス王は山路和弘、エレノア王妃は塩田朋子と、脇を吹替で活躍している役者が固めていて、「ここがダメ」というポイントは見当たらない。あえていえば邦題か。このタイトルと、最初に出てきた予告編(わりと暗い雰囲気のやつ)のせいで、印象で損していると思う。今テレビで流れているTARAKOナレーションの予告編は雰囲気をよく表してる。