本日は、超大物ゲスト・落合博満さんにお越し頂きました。要するに「効果的な練習をしろ」という話。ここの要約に載ってない名言としては「メンバー表を提出した時点で、使うと決めた監督の責任」。あちこちの監督にチクリと刺さる一言。あとは、1-0で負けるようであればそもそも点を取られるな。野手にエラーされたのならその野手のところへ打たせるな、と。聞かせたい監督、コーチがたくさんいるなぁ。
ブックウェンズデーで落合さんの「采配」をご紹介して以来、会いたいと話していた子守さん。遂に願いが叶い、普段はお昼過ぎに起きるという落合さんですが、今朝は6時30分前から番組にご出演頂いて、野球のことはもちろん、野球以外のこともたっぷりお話をしてくださいました。
まずはタイガースが思うような結果がついてこないことに関して、落合さんは「練習量が少ないんですよ。自分たちが何をしたらいいのか分かっていないんじゃないですか。練習したという錯覚になっているんです。みんなが見ている所で練習してもうまくなりませんから。見ていない所でどれだけ効果的な練習をできるかですから。同じことをやっていても生き残れないですよ」と話していました。
また、練習方法に話が及ぶと「最近の選手はボールを打っていれば練習と思っているでしょ。昔ほど素振りをしなくなっているんです。(王さんが畳が擦り切れるほど素振りをしていたことに関して)それが畳の上かそうじゃなくてもやればうまくなるんですよ。練習せずにうまくなった人は見たことないし、やらざるを得ない世界なんです。選手もある一線を越えてしまうと体が強くなるんですが、故障を恐れて周りが止めてしまうんです。それを潰すなら潰してしまえと、荒木にしても井端にしても、森野にしてもやったのが私ですから。森野なんか救急車呼ばないと危ないんじゃないか、という所まで練習しましたから。全員がうまくなりたいと思っているし、本人が練習やるっていうんだから、第三者がそれを止めることで手前で終わって、限界が分からないんです。レギュラーになりたいんだから、邪魔しちゃいけないんです。あと監督時代、選手にこれが絶対に正しいみたいなことを選手に言ったことはありません。選手一人一人に合ったやり方があるし、監督コーチの知識なんて知れているんです。だからそれを選手に言い切れる人って私は一人もいないと思います。選手がこの人の良い部分とこの人の良い部分を盗んで、かけ合わせて自分のプレイスタイルを見つけなければいけないんです。野球に答えはありませんから。答えがあったら、みんなその通りにしたら打てるし、野球終わりませんよ」と話していました。
子守康範からの「阪神の監督のオファーがあったら?」という質問には「話があれば聞く」とのこと。一度任せてみたい監督ではあります。