ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

映画ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマルアドベンチャー〜 (2012)

 @TOHOシネマズ梅田 シアター4
 パパに買ってもらったカブトムシで虫相撲に負けたのび太は、強く大きなカブトムシを求めて昔のオーストラリアから連れてこようとするが、とりもちで間違えてモアを捕まえてしまう。モアの処遇に困り、絶滅動物を集めているというベレーガモンド島へ送ることに。そこには、黄金のカブトムシがいるという伝承があった。
 「モアよ、ドードーよ、永遠に」をフリとして使った上でオリジナルストーリーへ。個人的にあのエピソードは大好きで「大晦日だよドラえもん」録画して置いていたぐらいなので、ざっくりと粗く料理されたのが残念。絶滅動物たちをわざわざ出しているにもかかわらず、今回の悪党・シャーマンたちの狙いはゴールデンヘラクレスなのでモアにもドードーにも目もくれないし、その絶滅動物たちが活躍するでもないし……。そもそもこのベレーガモンド島、ケリー博士の使っている技術などを見ると22世紀レベルなのに、島の先住民族であるロッコロ族は武力も持ってない。いつの時代っていう設定なんだコレは?
 あと、ファミリー映画とはいえ、「家族の絆」みたいなのをそこまで説教臭くやる必要はあるんだろうか。自分だって子どものころに同じようにドラえもん映画を観ていたけれど、ここまで露骨には描かれていなかったよ。
 オリジナルストーリーなのでゲストキャラにやいやい言ってもしょうがないが、ロッコロガールズの無意味さがスゴイ。のび助の子供時代は野沢雅子が演じていて、まだまだ少年役をやれそうなところを見せていた。