ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

時をかける少女(2010)

 1972年に交わした約束を果たすため、過去に戻る薬を作った芳山和子だったが、事故で重体になってしまう。和子からの「1972年4月の深町秋生に会って伝言を」という願いを受けて、娘の芳山あかりがタイムリープする……のだったが、あかりは移動する時間を間違えて1974年2月に移動してしまった。そこで映画研究会に所属する溝呂木涼太と出会ったあかりは、涼太や仲間の助けを借りながら深町を探すことになる。
 かつて原田知世が演じた「時をかける少女」の続編的な時間軸にある作品で、細田守版「時をかける少女」で真琴を演じた仲里依紗があかりを演じている。溝呂木はSFオタクなので「2010年から来た」というあかりを結構素直に受け入れていて、そのあたりの混乱はほとんどない。……というのが、惜しいところではある。そこに主軸を置いた物語ではないとはいえ、2010年から来たという、当時にすればかなり奇抜なファッションの女の子を泊めるのはけっこう根性いると思う。深町は実は未来人でしたというのはいいけれど、なんかそのへんの設定は浅そうだった。未来人は誰でもタイムトラベルしていいの?そもそも、和子が薬を作る前にトラベルして止める手もあるんじゃね?未来ものはつつくとアレゲ
 「秋田のバス事故」が伏線として見え見えなので、それでは泣けんぜよ。