ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#01 相思相殺

 甲賀卍谷と伊賀鍔隠れに住む忍者たちは数百年にわたる敵同士ながら、服部半蔵の不戦の約定のもと和平を保っていた。しかし、三代将軍に誰をつけるのかをめぐって家康は甲賀と伊賀に忍法勝負をさせ、その結果で決めることにして不戦の約定を解いた。かくして、互いの里から10名の忍者を出しての忍法合戦が開幕した。
 原作を辿ると山田風太郎の小説だが、アニメの直接の原作はせがわまさきのマンガ。これの出来は非常に良く、山風を読んだことがなくても楽しめ、逆に小説を読みたくなるほど。そんなマンガ版でも軽くしか触れられていなかった甲賀弾正とお幻との戦いが最初を飾る。いきなり互いの頭領が相討ちになってしまうとか、衝撃的すぎる。このおかげで(弦之介と朧を除き)誰が死んでもおかしくない状況で開始だよ。若き日の弾正とお幻が結ばれていれば、こんな悲劇を繰り返さなくても済んだのにね。