#11 騎馬隊と列車
シャルロットを取り戻すため、フィルミッシュ公国へ向かった哲平。先に公国へ戻ったシルヴィアは、騎兵隊の隊長となっていた。久々に剣を交わす哲平とシルヴィアだが、哲平の剣にはキレがなくまたもシルヴィアが勝利する。そんな哲平に、自分より弱い男は相応しくないとシルヴィアは婚約の破棄を伝えてキスをするのだった。シルヴィアの騎兵隊とバイクに乗ったアルフレッドによる陽動作戦で、哲平は列車に乗り込むことに成功するが、ハルトマンによって列車から落とされてしまう。
いよいよ大詰めの攻防、舞台は国賓列車グランド・ヘイゼルリンク。ハルトマンの有馬家への恨みは、かつてスリをしていた時に怒られたことだったみたいだけれど、それって聖華の有馬への恨みよりちっちゃくないか。プライドが傷ついたっていわれたら、そうですかとしか。あと、列車をどうしても止めたいんだったらレールに細工するのも手じゃないかな。シャルロットを無事助けられるか微妙だけれど、砲撃するぐらいなら、ねえ。