暗殺者の一人・ノエイ少尉はどうしてもルマティを殺すことができず躊躇してしまう。ストリートキッズたちが銃を持ち出して応戦したことで、なんとか暗殺は未然に防がれる。捕らえられたノエイ少尉は真相を語ろうとはしなかったが、花鹿はノエイが捕らえられる前に、もうろうとした意識の中で自分とルマティを間違えて必死で謝るノエイの姿から、誰かをかばっていることに気付いていた。ルマティもノエイを問い詰めるが、ノエイは自分が首謀してやったことだと譲らなかった。ルマティはノエイを鞘で打ち、ラギからの追放を命ずる。
あれだけの忠臣だからどれだけ痛めつけても誰が命じたか吐くことはなかっただろうけれど、その強い意志が皇太子から暗殺者として選ばれた理由でもあるだろうしな…。一方、クインザはこれを契機に皇太子を追い落として、ルマティを王座に就けようと画策しているっぽく、兄を大事に思うルマティの気持ちは誰にも通じていない。