「憂鬱」完結編。「俺、実はポニーテール萌えなんだ」で救われる世界ってどうなんだろうね。
閉鎖空間にいる人間がハルヒとキョンだけという異常事態をひっくり返したのは、みくる(大)の「白雪姫」と長門の「sleeping beauty」というヒント。要するに王子様の口づけでハッピーエンドになるってことね。ハルヒのキョン好きっぷりはあちらこちらから伝わってきたし、閉鎖空間になぜ自分がいるのかわからないキョンに古泉が「…本気ですか?」と問うのも頷ける。
最後までキョンに対しては直接デレデレしないけれど、ハルヒのそういうところが好きだな。