ユージィンの二十歳の誕生日に、花鹿はヴォルカン家を尋ねる。ユージィンは花鹿に帰るよう言い放つが、バーンズワースの娘の来訪をユージィンの兄らは喜ぶ。執事から、ユージィンの魂を救って欲しいと頼まれた花鹿と寅之助は屋敷で待機する。パーティーで、ユージィンは父オーギュストと叔父アランとの諍い、そして自分の出生に秘密があることを明かし、二十歳にならずに命を絶った母と同じように、自分を殺してくれるようオーギュストに頼むのだった。
オーギュストとアランの母のヘンなこだわりが、オーギュストを頑なにさせてしまい、ユージィンの世代まで悲劇を残すことになったんじゃ……花鹿が解き放ったみたいだからいいけど、なんかちょっとふわふわと解決した感が。そもそもユージィンが本当にムスターファの生まれ変わりっぽいとかいうあたりヘンな話ではあるけれど。