劇しん第17作目。
究極のエコは人類を滅ぼすことだと主張する過激団体が野原一家の前に立ちはだかる。概して野原一家の団結力はスゴいんだけれど、本作ではそれにプラスしてしんのすけとみさえとの親子愛が美しかった。といっても、動物化する薬を飲んだせいで完全にヒョウになってしまい、助けに来たしんのすけをそうと認識できずに獲物のように弄ぶ様はとても辛いものがあった。そこからしんのすけの尻の感触で理性を取り戻すからイイのだけれど、まぁあまりにもひどいというか。たとえヒョウになってもかあちゃんはかあちゃんだと信じているしんのすけの姿が痛ましい。
ちょっとマヌケなオチまで含めて、いい映画でした。