ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂(2008)

 @なんばパークスシネマ シアター11
 2008年は多くのアニメ映画を見てきて、たぶん今年最後がコレになると思うが、おそらく年内でもトップ3に入る出来の作品だった。
 骨董屋の中で鏡爺と鬼太郎が戦う場面のアクションは序盤ながら必見の出来映え。妖力を失って力の落ちた鬼太郎を鏡を使った戦術で翻弄する鏡爺、分身した鏡爺との100人組み手、そして妖力が戻ってからの鬼太郎がねずみ男の協力を得て鏡爺を圧倒するまで、と流れも素晴らしい。エピソード的にはテレビアニメ1本分ぐらいのものだったけれど、このクオリティは特筆に値する。
 封印を解かれて真の姿を現したヤトノカミは、戦闘シーンの迫力はもちろんだが、出現シーンの方を推したい。まずは首が一本ずつ地中から生えてきて、最後に町をにらむように巨大な目が現れてメインの首が現れるこの巨大さ。ハッタリかましすぎだけれど、この巨体で鬼太郎を追い詰めるのだから見応えがある。戦い自体ではあまり鬼太郎を苦しめたわけではないけれど、実に爽快だった。
 ご当地ネコ娘については本当にお遊び要素なのでDVDで全パターンを確認するのがよさそうだが、劇場スタンプは各地域別になっているようなので悩みどころではある。
 5人鬼太郎集合にももうちょっと力を入れて欲しかった。ネコ娘ねずみ男の出番が少なすぎる……。
 このあと、ゲゲゲの鬼太郎(第5期)自体が打ち切られてしまうとは思わなかった。映画、いい出来なのに。