ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

レッドクリフ Part1 (2008)

 ジョン・ウー三国志人民解放軍の協力を得て撮影されたと言うだけあり、集団戦の迫力は抜群。キャストも今までの武将のイメージを大きく損なうものではなく、悪くなかった。ただ、ツッコみはじめるときりがないので、見ている間はあまり細かいことは考えない方が幸せになれるかもしれない。
 「長坂の戦い」からスタートで見栄えはするが、そのあとは赤壁に向けて準備に入るため地味なシーンが続く。男ばかりの三国志のなかで周瑜小喬のラブシーンは唯一のお色気シーンだったが、それだけにかなり浮いている印象があった。小喬曹操が戦を起こした原因として必要だけれど、尚香が男勝りの魅力的キャラに描かれていたのに対してただキレイなだけの女って感じで、あんまり魅力は感じなかった。
 Part1では赤壁の戦いまでは突入しないため、クライマックスに持ってこられたのはオリジナルの赤壁前哨戦。曹操の騎兵が諸葛亮の仕掛けた八卦の陣で孫権軍とぶつかるというもので、陣形戦は見応えがあったけれど、あまりにあっさり罠にかかる曹操軍のマヌケさはとても天下をほぼ手中にした軍とは思えない。「曹操軍80万のうち大半は降伏兵で忠誠心が低い」と言ってもボロボロにやられすぎじゃないか?