ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#13 未来には二通りある<終>

 デストラクト・コードはあの球ではなくキリエ自身でした!なーんて言われても驚きやしない展開ですが、世界崩壊がモルテのデレで終わってしまうなんてね。キリエへの好意を見せていたのはむしろリ・アだったので、モルテには仲間として旅を続けたいとかそういう理由にして欲しかった。
 キリエはこれまで世界をずっと見てきたということだけれど、モルテたち以前に世界の滅亡を願った人はいなかったんだろうか。デストラクト・コード発動の経緯が若干曖昧で、最後の1話が詰め込んでのご都合展開になったのは残念。
 世界救済委員会の二人(ナジャ、リ・ア)の役割が微妙で、ワニ師やワシ師がどういう立ち位置なのか、そもそも救済委員会との関係はどうなのかなどが描かれないままで、モルテたちが世界を敵に回して世界撲滅を目指すお話というより、これじゃただのロードムービー。最後のまとめは1話に押し込みすぎだ。
 設定は面白いのだが、描き方が凡庸。アムロクマとシャアクマ、山口勝平のロボ28号、藤原啓治の偽撲滅委員会とゲストだけは豪華だったが、メインが弱いのでは…。