最終回サブタイトルは「永遠の後味の悪さ」ってことですかね。最近の誘拐殺人の方は殺人2件(3件?)に殺害目的の誘拐1件で同情の余地はゼロ。一方、橘の事件は最後に線こそ重なったが、お互いに気付いた風もなかったし蛇足。
時の流れはなんかしんみりさせるだけだった。
原作は橘寄り、テレビドラマはエイジ寄りだそうだが、アニメの主役は橘でもエイジでもなく小野だったのかもしれないというほどに小野が目立っていた。「魔性のゲイ」という実にわかりやすいキャラクターだし弄りたくなるところだが、おかげであちらこちらと話の軸が飛んだが橘に関してはなにも進んでいないという結果ですよ。いまさら誘拐事件の犯人が明らかになったからどうだってことはないけれど、ずっと橘はあのトラウマに苛まれ続けるだけで、歯切れが悪い。