ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

劇場版天元突破グレンラガン 紅蓮篇(2008)

 @シネ・リーブル梅田 シアター1
 観た後のテンションで書いた感想がミスで消えるとかなり泣ける。
 というわけで観てきました。最初はどうせ総集編だろうとたかをくくっていましたが、実際はスゴイ総集編でした。少なくとも、地上波でよくある総集編を想像してはいけない。展開としても、カミナの死ぐらいまでだろうと思っていたら四天王を倒すところまでやっていて、相当中身は濃いものになってました。地上波で換算すると14話分なのでこの密度は当然か。
 展開の追加や変更は主に頭とラスト。頭では、なぜロージェノムが人類に絶望して地上に君臨する螺旋王となったのかが描かれた。これのおかげでロージェノムの圧倒的な力がよくわかりやすくなったのと、第三部以降で対アンチスパイラル戦に協力してくれた理由もなんとなく理解できる。ラストの変更は#12 ヨーコさん、お願いがあります以降で、アディーネがやられる前にシトマンドラとグアームがやってくる展開となり、いきなり(チミルフは死んでいるが)四天王との総力戦に。四天王の母艦が合体してドテンカイザンになるシークエンスは激燃え。特撮ロボットなみの合体です。
 改めて戦闘を見直すと、ほとんど気合いと根性で勝って最後はドリルで貫くというお約束展開ばかりだったが、まとめて観るとド迫力。知っている話ばかりなのに鳥肌が立った。
 気になる#04「顔が多けりゃ偉いのか!?」#05「俺にはさっぱり判らねえ!」とあわせてBGMにのせてのまとめ扱い。キタンやロシウといった重要キャラの登場回だからカットはできず、かといって使うには時間が足りないという感じか。
 かつて日曜日の朝に「天元突破グレンラガン」の放送が始まったときに感じたワクワクやドキドキを再び味わうことができ、とてもいい2時間だった。螺巌篇では螺旋王との戦いからアンチスパイラルまでやるってことで超絶バトル展開になるのか。紅蓮篇はあのラストを作ったテンションで作られていたのでものすごかったが、それよりもさらにものすごいものを作るのだろうか。