ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#10 君に贈ろう<終>

 普通、仲間と別れて冒険が終わるかも知れないという話はもっとしんみりするものだと思うんだけれど、あまりしんみりさせない上に最後まで楽しませてくれた。冒険が本当に続くのか否かは見せていないけれど、謎は残されているし、解釈遊びに退屈はしない。
 惜しい。出来が悪いのではなくて、こんなにも面白いのに10話で終わってしまうのが惜しい。できることなら2クールぐらい見たかった。でも、この無駄をそぎ落とし、「義務教育じゃないから説明はしない」と言わんばかりにいろいろと放り投げていくスピード感は全10話と決まっていたからこそなのかもしれないな。
 原作がむちゃくちゃ読みたくなるアニメってことでは大成功の部類だと思う。