ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

アイ・アム・レジェンド(I Am Legend、2007)

 @なんばパークスシネマ シアター10
 金曜深夜〜土曜早朝の実況やら4時取りやらをお休みして映画を見てきました。その1本目がコレ。予告編で、無人の廃墟と化したニューヨークでゴルフの練習をしていたり、完全に家の窓を閉め切ってバスタブの中で獣の叫び声に怯えながら眠るウィル・スミスの姿が印象的だったのでチョイス。どういう映画なのかは調べずに行きました。ちなみにもともとはバイオ・ハザード3を見に行く予定だったが、予定していた劇場での上映が21日に終わってしまったための代替。
 これ、ゾンビ映画だったのね。スリラーかと思ってた。終末感漂うニューヨークの廃墟や、コンクリートジャングルでのハンティングといった絵はとても気に入った。ストーリーはゾンビ映画にありがちなもので、ワクチンを作って人類を救おうというもの。主人公が軍人なのか医者なのか博士なのか、その全てなのかはわからなかったが、主人公補正というやつだろう。
 犬のサムとのサバイバル生活は見ていて面白かったが、ちょっと主人公がマヌケすぎるきらいはある。人体実験のためにゾンビを捕獲したところで建物の中に残っていた男ゾンビが飛び出してきたシーンは、こちらから見ているとゾンビを取り返すために見えたが、主人公には退化したため、本来出られない日向にも飢えが勝って出てきたと見えたらしい。このシーンで主人公が使った罠をのちに逆に使われてしまいサムを死なせる結果につながったわけで、考えが甘いとしか言えない。
 クソ映画と斬り捨ててしまうには惜しい作品で、B級っぽくはあるしメインで動くのはウィル・スミスたった一人なんだけれど、ウイルス感染がわかってパニックになり港に押し寄せる人々とか、主人公の家を割り出して襲いかかってくるゾンビの群れとか、見所は多かった。音響でビビらされる場面はあるが、グロくて見られないといった作品ではないので子どもと一緒でも大丈夫…かも。