ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

ER11 緊急救命室 #12(#235)「新薬 "THE PROVIDERS"」

 患者治療の理想と実情。
 腎臓病に悩む少女ケイティーは父親から腎移植を受けて3ヶ月だが、具合がよくなく搬送されてくる。その原因はどうも新薬にあるらしい。症例が少ないため、カーターはネット上で意見を求めるが、それが製薬会社や上層部の反発を招く。新薬の危険性は承知していても、製薬会社は病院のスポンサーでもあるから薬のことを悪く言えない。だが、そんな危険な新薬で患者を傷つけることもできない。患者第一のカーターの言い分は正しく聞こえるのだが、その反面、シカゴカウンティの厳しい経営状況は何度も語られていることなのでウィーバーの怒りもごもっとも。結局、痛い目を見るのは患者とその家族なのだな。
 最後にカーターが担当したじいさん曰く、10年来関節痛に苦しみ好きなスポーツ観戦すらままならなかったが、新薬のおかげで動けるようになった。新しい薬はまさに魔法だ、と。新しい薬のおかげで救われる人も少なくない事実。"新薬"だからこそ沢山使われてどのように危険なのかを知らねばならない、か。そのために犠牲になったのが前出のケイティーのような子だったわけだ。綺麗事ではないな。
 ER内恋愛事情についてはここまで気付かないふりをしてきたものの、やっぱりカーターとアビーってば完全な破局に陥ったらしい。なんかカーターはアフリカでいい女性を見つけたが流産したことで別れた、というのがER11の冒頭だった模様。アビーはインターンのジェイクといい感じに。コバッチュが気になるニーラに「私は上司に弱い。あなたは部下に弱いのね」と指摘される。ジェイクに食事に誘われて「あなたは学生、私は先生。だから無理」と断るが、悪い気はしていない様子。
 レイはどう考えてもデイブ・マルッチ(ERⅦ)系統のキャラだと思っていたが、案外しっかり仕事こなしてるのよな。厳しい職場環境だけにお調子者の方がうまく渡っていけるのかも。
 今更ながら、ERⅩは最終回しか見てないのでその影響が出てるな…。